お笑いコンビキングコングの西野さんがまた話題を呼んでいますね!
実は絵本作家としても活動されている西野さん。
今回は、2016年秋に発売したばかりで、絵本としては異例の20万部以上を売り上げている著作『えんとつ町のプペル』を、ウェブ上で全ページ無料公開したことで一躍話題に!
映画化も決まってる⁈『えんとつ町のプペル』全ページ無料公開されて更に大人気のワケとは!
西野さんはご自身のブログの中で無料公開の理由を
「2000円は高い。自分で買えない」
という意見。
小学生からでした。
と語っています。
確かに、小学生にとって2000円は高いですよね。
親にとっても、絵本に2000円…出すかどうかと言われたら、正直ちょっと悩むラインです。
結果として西野さんは
『お金の奴隷解放宣言』というタイトルで、絵本の全ページ無料公開を宣言します。
西野さん曰く『えんとつ町のプペル』は映画化も決まっているんだそうです。
そんな売り出し中まっただ中の本を全無料公開とは、異例中の異例だと思います。
そして宣言通り無料公開された絵本は瞬く間に話題に。
SNSでも多数シェアされていますよね。
私も読みましたが、とても良い絵本だと思うし、何より絵が綺麗!
これはぜひ手にとってみたいと、思わず思ってしまいます。
むしろそう思わせる自信があったからこその無料公開なのでは、とさえ思います。
西野さんと言えば炎上商法で何かと話題ですが(失礼^^;?)
個人的には好きでも嫌いでもなくて
むしろどちらかというとあの偉そうな態度とかコンビ仲悪そうな感じとかがけっこう嫌いなほうで
(ごめんなさいごめんなさい完全なる主観です)
私は特にブログとかを逐一チェックしてる訳ではないのですが
やっぱり何かと話題が耳に入ってきますよね。
「負けエンブレム展」とか。
特定のインタビュー記事について、これは捏造されたからボツにしたとブログに書いたりとか。
今回の絵本無料公開も、また西野さん独自のやり方なのかもしれませんが、それにまんまとハマってしまう自分もいて
その視点や行動には考えさせられることも多いです。
今後もしばらく賛否が巻き起こると思いますが
世の中が、また自分自身が「お金」とか「本の価値」について考える良い機会にもなるんじゃないかと思います。
余談ですが『お金の奴隷解放宣言』のあとに
今朝、『えんとつ町のプペル』を完全無料化して、誰でも見れるようにしたところ、Amazonの売り上げが急激に伸びましたことをご報告いたします。
という記事を更新するあたり、何とも西野さんらしいなぁ〜と、思った私でした。
キングコング西野さんがここまで叩かれて嫌われるワケとは⁈改めて、絵本の価値を私なりに考えてみる
今回の絵本無料公開を受けてネット上での主な反応はというと
えんとつ町のプペル、無料公開しちゃったの?!?:(;゙゚'ω゚'):
— 明坂 聡美(あけさかさとみ) (@akekodao) 2017年1月19日
個展無料は期間も決まってるし、足を運ぶっていう手間がある事で「特別な事」と認識出来るけど、ネットで無料公開するのは今の子供には特に危険な行為なんじゃ…時間と労力を費やしたものに対価を払う意識がなくなるのでは。
子どもにも良くない影響というのは、確かにそうかもしれない。
あとは、お金がなくても絵本が読めるために図書館があるという意見もあり、それもその通り。
西野さんがすべきだったのは金の奴隷解放宣言じゃなくて、全国の図書館に寄贈することだった
— †┏┛だぬ┗┓† (@danudanu_ko) 2017年1月19日
ただ、図書館については、こんな意見も…
公開の是非はともかく、「ネット公開なんてやっても必要とされるところに届かない」という意見には一言言っておきたいんだ。世の中には、情報ツールが「スマホとワンセグ」に限定されている人間が多数存在するということを。彼らは新聞を読まず本を読まず、図書館の存在を知らない…
— むへどるり (@muhedoruri) 2017年1月19日
んんん、こうなってくるとなかなか根深いですね。
そんな子どもには親が図書館の存在を教えてあげたらって、思うけど
親自身も図書館なんか行ったことないという人、確かに周りにはけっこういるし…
さらに今回の問題をややこしくしてるのは
・この絵本は西野さん1人で書いたものではなく、多数のクリエイターとの合作だったこと(なのにそれを西野さん自身があまり表に出していなかったと言われていること)
・無料公開と言いつつ、ブログでの公開とかではなく、広告収入が入るサイトからの公開だったこと
もあるようです。
そういう意味で、無料公開を「クリエイター潰し」と言っている声もありました。
ただ、これはクリエイターさんとの契約内容もわからないし、どっちにしろ結果的には売り上げも知名度も上がった訳だし
何とも言えない部分が大きい気はします…
と、何だか話が色々な方向に広がりましたが
ものすごく個人的なまとめとしては
絵本の魅力ってやっぱり、絵を見て、ページをめくりながら、大好きな人の声で(お母さんとかお父さんとかおじいちゃんおばあちゃんとか)
何度もなんどもその世界を楽しめること
だと思うんです。
そういう意味では、ウェブ上に無料公開されたって絵本の価値がすべて無くなっちゃう訳ではないと思います。
こちらの絵本ナビ
では、既に絵本の全ページ無料公開も行ってますしね!
余談ですが私は小さい頃すごくおばあちゃん子で
寝る前に布団の中でおばあちゃんに絵本を読んでもらうのが大好きでした。
そういうアナログな絵本の楽しみ方は、普遍的なものだと思っています。
デジタルな時代だからこそ
絵本を手にとって大好きな人に読んでもらう時間が
子ども達にとってかけがえのないものになると、信じています。
なんだかよくわからないブログになっちゃいました^^;