ソフロロジーにヒプノバーシング・・・痛くない出産方法って?!自然分娩で無痛・和痛は可能なのか??

楽しい妊娠生活も後半に入ってくると、
だんだん大きくなってくるのが「出産への不安」ですよね・・・

妊娠後期になるとお腹が張ることも多くなってきて
いよいよ出産が迫ってるんだな~って感じ!

 

私自身、初めての出産のときは、陣痛という「未知なる痛み」がすごく怖かったけど
一度出産を経験した今

「またあの痛みに耐えないといけないのか・・・」と思うと

なんか、1人目出産のときよりも怖いというか、気が重いです^^;

でも最近になって
「痛くない出産」という出産方法があるということを知りました!

 

きっかけは、あるブログで出産記録を読んだことだったのですが
その方は「ヒプノバーシング」という方法で実際に出産をされたとのこと。

ヒプノバーシング・・・聞いたことありますか?!

私は初めて聞きました^^;

でもその出産記録がとっても素敵だったんです!

薬もメスも使わない「超自然分娩」なのに、痛みをかなり和らげることが出来る!

こんな出産法があるなら、自分もやってみたい!って誰もが思いますよね(。>∀<。)

 

私ももちろん思いました!!

 

ただ、この「ヒプノバーシング」を実践するためには、
「講座に通わないといけない」というのがなかなか高いハードルでした。

もちろんお金もかかるし、2人目妊娠の今回は上の子もいるし。。。

 

そこで、他にも同じような出産方法がないかと自分なりに調べて知ったのが「ソフロロジー」という分娩方法でした。

 

これも自然分娩でありながら、静かで痛みの少ない出産が出来るというもの。

 

そしてもう一つ、実際に先ほどの体験談を書かれた「さとみさん」におススメしてもらったMINMIさんの「キセキ」という本。

 

調べたり、本を読んでみたりして、それぞれとっても素敵なポイントがたくさんあったので
その共通点や違いについて、まとめてみました^^

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ソフロロジーとヒプノバーシング、共通点や違いを比較!

ソフロロジーとヒプノバーシング、どちらも自然分娩でありながら、出産の痛みを和らげ
赤ちゃんにとっても、優しい出産方法であると言われています。

 

ソフロロジーの発祥はフランスで、もともとは精神の安定と調和を得るための学問

ヒプノバーシングの発祥はアメリカで、自然出産力を引き出す方法であり「催眠出産」とも言われるもの。

 

どちらも何よりの共通点は
リラックスをすることです。

 

そしてそのためには、
深い呼吸が大切である、ということ。

 

やっぱり不安恐怖が、何より「痛み」を増幅させるんですね。

あとは「出産=痛い」という潜在意識でしょうか。

 

どちらの出産方法も、深くリラックスすることによって
痛みへの恐怖や緊張を取り除くことを目指しているのだと思います。

 

なので本質的な部分では、とても似ている、むしろほとんど同じようなことではないかと、感じました。

 

次に、ソフロロジーとヒプノバーシングを調べてみて気づいた違いを、比較してみます。

学び方

まず一番の違いというか、どちらかというとヒプノバーシングの特徴?でもあると思うのですが

前述のとおり、ヒプノバーシングを実践するためにはヒプノバーシング公認講師の方の講座に数回通う必要があります。

場所も限られていますし、費用もなかなかの高額です。

今見てみた限りでは、開催場所は東京・大阪・福岡・小豆島(なぜ?!w)の4つでしょうか。。。

 

それに対してソフロロジーは、専用の教材もあるものの
独学でも実践できる、とされています。

 

どちらも深いリラックスのためのイメージトレーニングを必要としていますが

講座に通わないといけないか

独学で学ぶことができるのか

は、けっこう大きな違いだと思います。

 

ただ、先ほどのさとみさんの体験談を読んでみても
ヒプノバーシングは「催眠出産」とも言われるとおり

かなり深い部分の潜在意識を手放していくことが必要になるため

どうしても講座を受ける必要があるんじゃないかな、と思います。

 

ちなみにソフロロジーも、欧米では実践のためにかなりのトレーニングが必要、とのこと。

日本人の場合は座禅や瞑想の思想が自然と身についているため、独学でも簡単に習得できる、とされているのです。

旦那さんの存在

本質的にはとっても似ているソフロロジーとヒプノバーシングですが

出産時の旦那さんの存在が、大きく違っている点が興味深いなと思いました^^

 

ソフロロジーでは、基本的には出産に父親が立ち会う必要は無いと考えます。

他の動物もそうであるように、出産には男は関係ないという考えだそうです。

もちろん希望があれば喜んで立ち会ってもらうのですが
そのスタンスは「妻をサポートする」というものではなく
「妻への感謝の気持ちをもってもらうため」とのこと。

出産はあくまでも「母と子2人の共同作業」と捉えるようです☆

 

それに対してヒプノバーシングでは、旦那さんは出産に積極的に参加します。

基本的には事前の講座も夫婦での参加になるようで、旦那さんが行うワーク等もあるみたいです。

単なる傍観者として立ち会うのではなく、責任を持ったパートナーとして出産に参加するというスタンスですね。

 

どちらが良いとか正しいとか言う次元の話ではないので
自分たちの考えに合ったようにしたら良いのではないかと思いますが

事前講座の受講や旦那さんの参加という点だけでも

ヒプノバーシングのほうがソフロロジーよりもちょっとハードル高めかな、と個人的には感じました。

主体的に出産に参加したい男性(最初からそんな風に思う人いるのかな^^;?)には、ヒプノバーシングはピッタリですね^^

陣痛の捉え方

これも割と、似ているとは思うのですが、出産における陣痛の捉え方について。

ソフロロジーでは、陣痛は陣痛として、つまり痛みとして捉えるのですが
それを受け入れ、喜びとして切り替え、乗り切っていきます

んん~~ちょっと難しそうですね^^;

ちなみに一般的な出産法である「ヒッ、ヒッ、フー」のラマーズ法では
「痛みを痛くないもの」と捉え、陣痛を乗り切るのだとか。

それはけっこう、無理ありますよね^^;;

 

そしてヒプノバーシングでは
そもそも「陣痛」という言葉そのものを使わないそうです!

「陣痛=痛み」ではなく「陣痛=子宮の波」と捉えるのがヒプノバーシングの大きな特徴の一つでもあります!

確かに「陣痛」ってすでに、痛いっていう字が入っちゃってますもんね(´ε`; )w

陣痛という言葉を使わない、という点からもわかるとおり
ヒプノバーシングでは徹底的に、出産に対するマイナスの潜在意識を取り除いていきます

ネガティブなイメージをなくすために

「出産が痛かった!」という友達の話やネットの口コミを避けるだけでなく、

妊娠中にニュース等で事件ばかりを目することも避けるのだとか!

 

本当に徹底していますね(´・∀・`)!

実践できる病院

ソフロロジーもヒプノバーシングも、基本的には妊婦さん自身がリラックスすることが何よりも大事なので
どんな産院で出産するにしても実践できるとは思いますが

ソフロロジーには、日本ソフロロジー法研究会の正規認定産婦人科施設というものがあります。

日本ソフロロジー法研究会の会員で、研究会などで研鑽を積み、その技術を習得した医師やスタッフによってお産が行われる病院のことで
こちらのHPから確認できます。

正規認定産婦人科では、事前の母親学級などで、ソフロロジーについてもしっかりと指導があるようです。

中には、呼吸法などごく一部だけソフロロジーを取り入れているだけでも

ホームページなどで、ソフロロジー式分娩法を行っていると謳っている産科施設もあるとのことなので

しっかりと実践したい方は、正規認定の産婦人科施設で出産するのが安心ですね。

 

ちなみに、ヒプノバーシングについては、調べてみた限りでは、それを大々的に謳っている産婦人科というのは今のところ無さそうです。

なので実践したい方は、事前に産院の先生や助産師さんに、ヒプノバーシングで生みたいということを、伝えておく必要があります。

いくら自分自身が「陣痛」という言葉を使わずにリラックスしようとしても
周りにいる助産師さんとかに「もうすぐ陣痛くるよ~」なんて言われちゃったら、きっと上手くできないですもんね^^;

 

正規認定の産婦人科ではないけどソフロロジーで生みたい場合も
事前にその旨を伝えておくことは大切ですね!

 

今はたいていの産院で助産師外来があると思いますし
バースプランを確認してくれる産院も多いと思います。

助産師外来についてはコチラ↓

ただ単に、出産が痛くないテクニックとしてのソフロロジーやヒプノバーシングでなく
自分がどんな風に出産のときを迎えたいかを、しっかりと考えて出産に臨めたら素敵ですね^^

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MINMIさんの「痛くない出産法」は一読の価値あり!ソフロロジーにもヒプノバーシングにも通じるところあり♡

最後に、ソフロロジーやヒプノバーシング、素敵だけど難しそうとか
独学で身につけられる自信がないという方には、こちらの本をおススメします!

キセキ 今日ママに会いにいくよ

MINMI 光文社 2010-06-30
売り上げランキング : 9531

by ヨメレバ

 

これは実際にヒプノバーシングでの出産を経験された、先ほどのブログ主のさとみさんからおススメしてもらった本です!

ヒプノバーシングに興味を持ったものの
講座への参加までは難しいと思った私は、体験ブログを書かれていたさとみさんご本人に

「何か自分でヒプノバーシングを学べるような本はありますか?!」と聞いてみたんです^^

 

以下、さとみさんからのお返事(抜粋)です♡

「記事読んで頂いて嬉しいです!!
ヒプノバーシングは、本はあるのですが、日本語訳されていないのです>_<

==中略==

私がfacebookで記事投稿したら、ヒプノバーシングで出産したいからこの英語の本を読み切った!というツワモノのママさんがいました;

==中略==

でも、どんな状況になっても深い深呼吸とリラックスで痛みは相当逃がせるんだというのは実体験で感じました!

ヒプノバーシングでは無いですが、MINMIさんのキセキという有名な本も、本質は同じかもしれません(^-^)」

 

ちなみに、英語の本と言うのはコチラだそうです☆

英語の本を読みきった!というママさん、スゴイですよね・・・尊敬!

英語が堪能な方はぜひ一度、読んでみてほしいです!
(そして日本語訳の書籍を発売してほしい・・・笑)

 

とまぁ、この難解そうな英語の本を読むことはちょっと現実的ではないので

(ちなみにソフロロジーには、いくつか書籍があります!私が読んでみたのはコレ↓)

さっそく、紹介していただいたMINMIさんの本を読んでみました!

※詳しい読後レビューはコチラ↓

この本は本当に読みやすいし、おススメです!!

 

まるでMINMIさんはソフロロジーやヒプノバーシングをしっかり学んだうえで出産に臨んだのでは?!

と思っちゃうほど、その真髄をわかりやすい絵と言葉で表現されていると思うのですが

実はMINMIさんは初めからこの出産法を実践されていたわけではないそうで

 

最初は陣痛の激痛がとっても辛かったそうです。

 

でも、その痛みの中、ふと赤ちゃんの目線になって考えてみたのだそう。

 

いま誰よりも頑張っているのは、真っ暗闇の中、ママに会いに行こうと勇気を振り絞って進んでいる赤ちゃん自身なのだということ。

 

それを感じて、応援すること、大丈夫だよって、言ってあげること。

 

本当にそうだなって、読んでいて思いました。

 

ソフロロジーやヒプノバーシングの理論とか、トレーニングとかを実践されていた訳ではないのに

陣痛のさなかに、まるで悟りを開くようにその境地に至っちゃうって、スゴイですよね!!

 

ちなみに本の中では深呼吸のことを「鼻で吸って 鼻ではく」と表現されていますが

厳密には(少なくともソフロロジーの本を読んだ限りでは)鼻から吸って口から息をはくのが呼吸法であると言われていますね。

 

でもそんな些細なこと関係ない!って思っちゃうぐらい
心にす~っと入ってくる言葉たちです。

 

ちなみに私は、実際に赤ちゃんが暗闇の中を進んでいるページの絵が大好きです♡

これを見るだけで、泣ける・・・!

こんな風に、真っ暗な中を進んできてるんだなぁって。

 

本じたいは、簡単に読める絵本になっていて、それこそ陣痛の波の合間にでも読めちゃいそうだと思います。

なので私は、陣痛が来て入院ってなったときにも、この本を持っていこうと思っています^^

 

出産は本当に人それぞれ。

いろんな形があると思いますが
初めて赤ちゃんに会える瞬間を、最高の形で迎えたいですよね。

2人目妊娠にしてソフロロジーやヒプノバーシングを知り、MINMIさんの本を読んでみて

ただ単に「痛くない出産方法」というだけでなく
赤ちゃん目線の出産を、意識したいなぁと、強く思ったのでした(*´∀`*)

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